星空は「好き」を繋ぐ明日への光

スカートについた砂を払った。

まだもう少し、欲を言うならずっとここにいたかったけれど、無理矢理立ち上がり、学校へと向かう。


「あっ…………」




近くにあった小石につまずいてしまった。


左脚に痛みが走る。


真っ赤な血が広がって、ヒリヒリとした感覚が私を襲う。




よかった……今は痛みを感じられて。

そのうち何もわからなくなってしまうのかな。



"痛い"よりも"よかった"が勝つなんて。


本来だったらありえない……。



涙が浮かんできそうなほどの痛みは、今の私をもっと無気力にさせる。



ふたたび無理矢理立ち上がり、今度こそ学校に向かった。


いつも通り、駅に向かって、満員電車に乗って、同じ制服を着た人たちの脇をただ静かに歩く。


同じ学校のひとたちの顔には笑みが浮かんでいて、見たくなくて下を向いて歩く。


誰とも挨拶を交わさず、そのまま教室に入って席につく。




無意味な一日のはじまり。