星空は「好き」を繋ぐ明日への光

『少しずつ前に進もうね』

『今日みたいなことはするな』

『────はちゃんと美咲さんと話す』

『────は俺に歌を聞かせる』



『約束多すぎだよ』




ふたりの小指が絡まっている。フッと静かに笑う男のひとと愛おしそうに男のひとを見つめる女の子。


なんでこのふたりを見るとこんなに苦しくなるんだろう。


すごくしあわせそうなのに……。




今度は屋上。今日の夢はなんでこんなにも長いのだろう?

ふたりを包み込んでいる青空に太陽。欄干に手を添えて空を見上げるふたりは写真に収めたくなるくらい美しい。





『────世界ってこんなにも美しいんだね』

『そうだな、みにくいところばかりが目に入るけどほんとうはキレイなんだ。黒に消されてもちゃんと輝いてるんだな』




今までで一番美しいふたりが今の"私"の目に映ってる。


見ていられないくらい苦しいよ……。



女の子が泣いてる。いつも後ろ姿ばかりでこっちを見てもモヤがかかっていてよく見えない。