星空は「好き」を繋ぐ明日への光

最低な言葉で終わらせるんじゃなくて「ありがとう」って言えばよかった。

苦しくてももう後戻りはできない…………。









意識が朦朧としてきて、目をつむった時誰かが私の手を引っ張った。

何度も聞いたことがある声。私を呼ぶ声が聞こえるーー。

あと少しで終わりなのに、邪魔されたくないのに私はその手を強く掴んでしまった。

不可抗力じゃなかったはずなのに……。


「はぁ……はぁ……っ……っ…………」


うっすらと目を開けるともう水の中にはいなくて。

湿った浜辺、真っ暗な空、たくさんの木々が広がっていた。

前から伸びてきた手が私を引き寄せて、傷だらけで泥だらけの私をぎゅっと抱きしめた。


「お前バカじゃないの、なにしてんだよ」

「ごほっ……はぁ……っ…………」


私の背中をやさしくさすっているのは、

私を助けてくれたのは、


「せんせ……い……」


私を抱きしめる先生の手がかすかに震えていている。

痛いほど強く強く抱きしめる。