星空は「好き」を繋ぐ明日への光

こんなに思いっきり走ったのは初めてかもしれない。

雨の中傘もささずに全力疾走する私はおかしいかな……。

だんだん足がもつれてきて派手に転んでしまって。

咄嗟に手をつけなかった私は顔と膝を強く打ち付けてしまった。痛くてヒリヒリして、でも胸の方がずっと痛くて。

血が滲んできていたけれど、気にせずまた走り出す。


今日は雨に侵されてこんな気持ちになってしまったのかな。

生きていたくないと、こんなに強く思ったのは初めてかもしれない。

いずれいなくなるんだからいついなくなったって同じだ。



気づけば、家の近くの海にまできていた。

服が濡れているからか、身体がブルブルと震えている。


こわいから震えているの?こわくないはずなのになんでこんなに震えるの?


海水が傷口にしみて痛い、雨で濡れた上に海水で濡れて、寒い……。


『死ねばいいのに』

『死ねばいいって思っていたのに』


大量の水を飲み込んだから、息ができなくて苦しい…………。

どうしてこんな時でさえ先生の顔が浮かぶんだろう。