星空は「好き」を繋ぐ明日への光

私だって良心がある。少しだけかもしれないけれど。

車いすに乗った女性に「大丈夫ですか?」と声をかけた。

女性は淡いピンクのハンカチで涙を拭いて、「大丈夫ですよ」と。


透き通るキレイな声、白い肌にワンピース、肩で切りそろえられた真っ黒の髪。

第一印象は"儚い"だった。


初めて会うはずなのに、なぜか見覚えがあって。


「ここの学校の子?」

「そうです」

「わたしもここの学校に通ってたんだ」

懐かしそうに目を細めてどこまでもキレイに笑う。

純粋無垢な笑顔は心の底からキレイだと思った。

「そうなんですね」

「"これ"だから通えなくなっちゃったんだけどね」

自分の身体を見てから、寂しそうに口にしていて。

私はあまりひとと話さないから、なんて言葉を返せばよいかわからなかった。

そんな私の顔を見て「大丈夫だよ、悲しそうな顔しないで」とまた微笑んだ。