星空は「好き」を繋ぐ明日への光

頭を撫でてくれる手が好きだった。やさしい笑みが好きだった。

好きだった……?いや、違う。好きだから────。

こんな最低な方法でしか先生を守れなくて。

先生はやさしい方法で私を助けてくれたのに。


「気づいてた、嫌われてるなって。無理矢理約束なんてしてごめん、余計なことしてごめんな」

それだけ言い残して先生は歩いていった。

その背中がいつもより小さく見えたのは気のせいだろうか。


ごめんね、先生。

私はたくさんのものをもらったのに、何も返せなかった。

ぜんぶぜんぶうそだよ。

毎日楽しかった。迷惑なんて思ってなかった。


「せんせい……っ先生……ごめんね……」


誰もいない廊下に私の声だけが響く。

「先生」と呼んでも振り返ってくれる先生はいない。


私の目から出た雨が床を濡らしていた。