星空は「好き」を繋ぐ明日への光

下を向いていても力強い音が聞こえてきて。


少し顔を上げて先生を見れば、先生の顔に色を映していて。


緑、黄色、青、ピンク、赤……花火の色が人びとの顔にキレイに映る。


「先生……」

「ん?」

「キレイだね……」

「キレイだから泣いてるのか?」

「うん」


時には、星やハートが空に浮かぶ。

満月も真っ暗な空と大きな花によく映えている。


先生が私の涙を拭って、フッと息を漏らして笑ってくれた。


「ほんとにキレイだな」

「うん……」



先生の前で泣いた日から、先生が話を聞いてくれた日から、ひとりで家にいる時、暇な授業中、ずっと考えていた。

先生が私の歌を好きだと言ってくれた日から、ずっと思っていた。


私は繋がれた手を見ながら、口にした。

花火の音とまわりの声が私の声を消してしまうから、いつもよりも大きな声で。



「私ね」

「うん」

「また歌いたい……」