星空は「好き」を繋ぐ明日への光

男の人が私の前にしゃがみこんで、目を合わせてきた。

後ろの3人と目配せしてニヤリと笑った。

目に入ってきたのは鼻と耳に光るたくさんのピアス。


いつも見ている黒髪とやさしい笑みとは全然違う。


「これどーすんの」

男の人が指さした方にはぶつかってこぼれてしまったフライドポテト。

私は端を歩いていたのに、前を見ないで歩いていたのはあなたでしょ、と心の中の声を出すことができるほど余裕がなかった。


「弁償して」

「………………」

「何無視してんだよ!!!!」

男の人が私の腕を掴んだ、手足がガタガタと震える。


「無視するんだからどーなってもいいんだよな?」


肩も唇も震えていく。涙が浮かんできた。

私はいつからこんなに涙脆くなったのだろう。



「こいつ意外とかわいくね?」

「まじだ、めっちゃ肌キレイだし」

後ろにいた3人が騒ぎ始める。


「お前ら何言ってんの」

「よく見ろって!」