星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「あまっ……」

先生がサービスでもらった小さなりんごあめをかじりながら顔をしかめた。

「おいしいよ……」

先生に買ってもらった大きなりんごあめを食べながら答える。

先生にお金を払うと言ったけれど、「いいから」と断られてしまった。

「昔は何も感じなかったんだけどな、歳とったかな」


たわいのない話をしながら歩く。

まわりの声にかき消されて私の声が先生に届かない時は先生が私の方に寄る。

先生のサラサラな髪が私の頬に少しかかって。

たったそれだけなのに爆発しそうなほど赤くなるんだ。

熱を帯びていくんだ。





思っていたよりも人が多くて153センチほどしかない私はひとに呑まれていく。

先生と私の距離はだんだん大きくなっていった。

「先生」と呼んでも先生の耳には届かない。

ひとにぶつからないように歩いていると、そっちに気を取られて先生を見失ってしまった。

わからない道を歩き続ける。