広い部屋は迷ってしまう。
先生の部屋を出てまっすぐ進むとキッチンがあった。
勝手にキッチンを借りて、冷蔵庫を開けて、お粥をつくる。
お粥を作ってる間、今は看病できるけれど、いつかは看病される側になるんだ、と思ったら急にこわくなってしまった。
前までは、はやく消えたい、と思っていたのに、先生をみるとそうは思えなくなってしまう。
今、私がいなくなっても、先生は困らない。
そう思うと、どうしてもこわいのだ、胸が痛いのだ。
今できる"当たり前のこと"が日に日にできなくなっていく、恐怖を最近感じ始めている。
できたお粥をお皿にわけて、先生の部屋に運ぶ。
苦しそうに寝ている先生の肩をとん、と叩く。
「ちょっとだけでいいから食べて……」
「んー…………」
目をゆっくり開けて、とろんとした目で私を見ているのに、起き上がる気配はない。
「食べる……?」
「うん」
先生の部屋を出てまっすぐ進むとキッチンがあった。
勝手にキッチンを借りて、冷蔵庫を開けて、お粥をつくる。
お粥を作ってる間、今は看病できるけれど、いつかは看病される側になるんだ、と思ったら急にこわくなってしまった。
前までは、はやく消えたい、と思っていたのに、先生をみるとそうは思えなくなってしまう。
今、私がいなくなっても、先生は困らない。
そう思うと、どうしてもこわいのだ、胸が痛いのだ。
今できる"当たり前のこと"が日に日にできなくなっていく、恐怖を最近感じ始めている。
できたお粥をお皿にわけて、先生の部屋に運ぶ。
苦しそうに寝ている先生の肩をとん、と叩く。
「ちょっとだけでいいから食べて……」
「んー…………」
目をゆっくり開けて、とろんとした目で私を見ているのに、起き上がる気配はない。
「食べる……?」
「うん」



