星空は「好き」を繋ぐ明日への光

ある日の朝。



「えーっ今日天海先生風邪で休みなのぉ?」

「うそぉ……先生じゃないとやる気出ないんだけど〜!!!!!」



職員室の前を通りかかった時、女子生徒が話しているのを聞いた。


先生の人気は絶大で、朝から職員室、化学準備室に会いに行く人もたくさんいる。 


前は人気だな、ひとことで片付けたけれど、最近は少しだけ胸がチクッとする。


一度認めたあの想いはふたたび仕舞い、もう二度とだしたりはしない。 

禁断であり、私はもう先生に会えなくなるから。


指を折って数えられるほどしか学校にくることができない。

こないだ主治医に言われたこと。



私がこの性格になってしまった原因は"あの時"のことが大半を占めているけれど、病気だからっていうのもある。


私はいくら笑っても、楽しんでも、二度とできなくなってしまうのだ。

そうしたら、笑えていた時を思い出すに違いない。

散る時はひとりで散りたい。春の桜のように儚く散りたい。