星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「待たせてごめん」

息を切らして現れた先生の額には汗が滲んでいた。

いつもはスーツ姿の先生が私服を着ている。

いつもと違う先生に胸が鳴った。


私は待ってない、というように首を振った。


歩き出した先生の後ろをついていった。



あの日から……先生が休んだ日から私は先生を避けてしまっていた。


廊下で会ってもわざと目を逸らしたり、話しかけられそうになったら、走ってしまったり。

先生だってきっと気がついている。

理由を探ってこないだけで。

私は前みたいに話すことができなかった。

罪悪感だけが私の心を支配していた。


今日だって。

ほんとうは……行かないという選択肢も浮かんだ。

最低な私になろうと思った。だけどどうしても行動には移せなかった。



黙ってついていくと見えてきたのが大きな建物。


今日も多くの人で賑わっていた。


家族やカップル……友達。


全員の口元が緩んでいて、楽しそうにしている。