星空は「好き」を繋ぐ明日への光

「いつもここにいるだろ?」


沈黙を破ったのは先生だった。


「…………」


私はあまり話したくなくて、口を閉ざしてしまった。

まだひとことしか話していない。

その代わりにコクリと頷いた。




ほんとうは入っちゃだめな場所。

見つけたのは先生。

バレたら怒られるのかな。


小さな不安が私の心を支配している。



「大丈夫、言ったりしない」


私は顔を上げて先生を見た。


この時初めて視線がぶつかった。