初めは私の弟と仲がいい子、くらいにしか思っていなかった。 でもいつしか、私以外の人と仲良くしているところを見ていたら、イライラして仕方なかった。 「……ねえ、しゅう」 「なに? くーちゃん」 しゅうは白線の上を歩いて遊んでいる。 「私のこと、好き?」 しゅうは不思議そうに私を見る。 そして柔らかく笑った。 「うん、好きだよ」 それは。 「じゃあさ」 幼い私の。 「私のことが好きなら」 最低で最悪な。 「私以外の人と話さないで」 可愛くないわがままだった。