独占したい。



 いつまでも守ってもらうわけにはいかないし、まさくんの自由を奪っているみたいで、いつも罪悪感がつきまとっ ていたから。

 私もいいかげん、まさくん離れしなきゃ......。



「じゃあ、放課後迎えに行くから、部室で待っとけよ」

「うん!」



 まさくんが私の教室まで送ってくれて、手を振ってバイバイをした。

 ふたつ隣にある自分のクラスへ歩いていくまさくんの背中を、じっと見つめる。

 すると、うしろから手が伸びてきて、肩を抱かれた。



「やほっ、花!今日もナイトと登校?」



 まさくんのことをナイトと呼ぶのは、仲よしの友達のマキちゃん。

 茶髪のベリーショートが似合っているボーイッシュな見た目で、明るいクラスの人気者。



「ラブラブね〜」


 もう片方から肩を組んできたのは、これまた仲よしの響子ちゃん。

 美人で大人っぽくて、栗色の髪をいつも綺麗に巻いている。

 みんなのお姉さん的存在。



「も、もうふたりとも......!そんなんじゃないよっ......」



 ふたりは、いつもまさくんとのことをからかってくる。