1日だけ、キミの彼女。

まっすぐな目で見つめられて、ドキドキと鼓動が加速していく。


まさか、璃久くんがそんなことを思ってくれていたなんて。私、夢でも見てるのかな?


目を見開いたまま固まる私を、璃久くんがギュッと抱きしめる。


「好きだ」


その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がじわっと熱くなって、涙が出てきそうになった。


「だから、今度は一日だけじゃなくて、ずっと結奈の彼氏でいさせてくんない? 絶対、幸せにするから」


璃久くんの穏やかな声が、耳元で優しく響く。


どうしよう。信じられないよ。嬉しすぎて私、どうにかなりそう。


「……璃久くん。私も。璃久くんの本当の彼女になりたい」


そう言って彼の背中に手をまわしギュッと抱き着いたら、彼もまた強く抱きしめ返してくれた。


ねぇ、こんな夢みたいなことってあるのかな。


まさか、璃久くんと本当に恋人同士になれる日が来るなんて。