1日だけ、キミの彼女。

璃久くんに近づいてはいけない。そう思ってはいても、やっぱり彼のことが気になる。


私が璃久くんのことを避けるようになっても、璃久くんの態度は変わらず優しいままだった。


先日も、体育の時間に璃久くんが足をケガした時に、彼に頼まれて保健室に連れて行ったら、璃久くんにこんなふうに言われたんだ。


『やっとふたりきりになれた』


『俺はずっと、結奈とこうやって話したかった』


その時のことを思いだすと、まだドキドキする。


璃久くんは、どうしてこんな私に構うんだろう。彼の態度を見ていると、まるで今でも恋人のフリが続いているかのようで、うぬぼれてしまいそうになったり、勘違いしそうになる時があるんだ。


璃久くんに優しくされるたび、やっぱり胸がときめいてしまう。


だけど、同時に後ろめたさを感じてしまう自分がいて。


本当に私、どうしたらいいんだろう。苦しいよ……。