1日だけ、キミの彼女。

その声に驚いて顔を上げたら、そこに立っていたのはなんと、璃久くんだった。


「えっ、璃久くんっ」


「なんで一人でこんなに持ってんの?」


「えっと……他のみんなは帰っちゃったから」


「マジかよ、ひえでぇな。よし、俺も片付け手伝うから貸して」


そう言ってほうきを受け取ろうとしてくれる彼。


「い、いいよ。一人で大丈夫だから……」


だけど、やっぱり遠慮してしまう。


すると彼は、そんな私から半ば強引にほうきを全部取り上げると、塵取りを私に手渡して。


「何言ってんだよ。無理すんなって。はい。結奈は塵取りだけ持って」


言われるがまま塵取りを受け取ったら、璃久くんがそのまま私をじっと見下ろしてきた。


「っていうか、ずっと言おうと思ってたんだけど……なんか最近の結奈、変だよな。元気ないし」


「えっ?」


その言葉にギクッとする。


やだ、璃久くんやっぱり私の態度が変だって気づいてたんだ。


「もしかして、何かあった?」