1日だけ、キミの彼女。

それからというもの、私は璃久くんと関わるのが怖くなってしまって、彼のことを避けてしまうようになった。


璃久くんは変わらず私に話しかけてくれるけれど、なんとなく後ろめたい気持ちがあり、今までみたいに接することができなくて。


本当は今まで通り仲良くしたいのに、香坂さんたちに文句を言われて以来、それが怖くて。


また何か言われたらどうしようってビクビクしてしまう。


そんな臆病な自分のことが嫌でたまらなかった。


「……ふぅ」


掃除の時間、いつものように渡り廊下の掃き掃除をしていた私。


考え事をしてばかりいると、ついため息が出てくる。


どうしよう。こんなはずじゃなかったのにな。


せっかく璃久くんと仲良くなれて嬉しかったのに……。


璃久くんは突然避け始めた私のことを、どう思ってるんだろう。


――キーンコーンカーンコーン。


暗い気持ちのまま、黙々と無言で廊下を掃いていたら、いつの間にか掃除の終わりを告げるチャイムの音が鳴っていた。