1日だけ、キミの彼女。

夢でも見ているんじゃないかと思ったくらい、彼がOKしてくれたことが信じられなかった。


絶対断られると思ったのに。なんていい人なんだろう。


「加賀見くん、ありがとう……!」


笑顔でお礼を言ったら、加賀見くんがクスッと優しく笑う。


どうしよう。なんだかすごいことになってしまった。


思いがけない展開に、ドキドキと心臓の鼓動がおさまらない。


まさか、あの人気者の加賀見くんが、彼氏のフリをしてくれることになるなんて……。


自分で頼んだくせに、OKしてもらえるなんて思ってもみなかったものだから、私のほうが動揺してしまって、ついていけなくなっている。


もちろんすごく嬉しかったし、心底ホッとしたけれど、明日のことを考えたら、今さらのようにすごく緊張してきてしまった。