パーティーの会場へ向かう道中 運転する春乃は助手席の私に 会社の事を絶えず話していた。 そんな話はどうでもよかった。 春乃の耳で揺れる花のピアスを 目で追い時折、相槌を打ちながら 私は復讐のことだけを考えていた。 正直、どんな復讐をするか 方法は思いつかなかった。 殺人事件の動機でカッとなって 殺したという話を聞くが 私はそのタイプの人間なのだろうか? 本人を目の前にして自分がどんな 行動をとるのか全く予想ができない。