昨夜の取り乱した表情とは変わり、 穏やかな寝顔を見て安心した。 同時に、心の奥底からじんわりと温かい ものが込み上げてくる。 今まで見たことのなかった、取り乱した姿、穏やかな寝顔が愛おしく思えた。 TOHDOのパーティーで、初めて彼を見た時、ただ父親の言いなりになるだけの つまらない人間なのだろうと思っていた。 いろんな表情を持ち、人間味に溢れた人だと思わなかった。 あの冷酷な父親と、同じ血が流れている ことが信じられなかった。