俺はうららの顔を覗くと言った。 「警察に…届けるか…?」 「え…?」 不意に顔を上げたうらら。 でもその表情は曇っていて… 「どうせ…届け出ても“こんな仕事をしてるからだ”なんて言われるだけだよ…。」 「でも……」 「こう言うストーカーとかの場合、警察はアタシ達のような仕事をしてる人達に色々言うだけ。 結局は、ちゃんと動いてくれないんだよ…。」