「雨野ごめんな?いきなり、こんなもの見せて……」
身体が硬直して首を振ることさえ出来ない。
「イタズラだろうってことはわかってる。雨野のお父さんは、確か警察官だったよね?」
お父さんの顔が浮かんた私は、八雲先生の問に今度はしっかり頷いた。
「うん。そうだよね。あくまでこれは憶測だけど、警察関係の方は一方的な恨みを買う場合だってあるかもしれない」
一方的な、恨み……?
「だからってこんなイタズラは度が過ぎているからね。これ以上続くなら、それこそ警察に相談することも視野に入れてるよ。それから、この件に関して親御さんに連絡をさせてもらうつもりだ」
雨野のことが心配だからね、と八雲先生が言った。



