【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?



「他の生徒の耳に入るのはよくないから、出来るだけ自然に雨野を誘いたかったんだ。担任の先生ともその話は済んでる」


「……」


いい話ではないことは瞬時に理解出来た。



「実は学校にこんなものが届いていて」


……と。


綺麗な顔を歪めて、八雲先生は長テーブルにそれを差し出した。


一枚の紙。

だけど、視界に移した瞬間、呼吸が止まるかと思った。



【 雨 野 空 の 父 親 は 人 殺 し。】
【 8 年 前 の 罪 を 償 え 】


……どうして?


なんで、こんなものが学校に送られてきたの?