【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?



「───ってわけよ。だから、意欲、関心よりも顔面修正と好感度アップに全ての力を出し尽くすの!!」


「なんてことよ。それは最早詐欺だ……てか、授業放棄じゃないの!?」



私がいくら言っても海ちゃんは容疑を否認している。


ホント、みんなすごい気合い入ってない?


気持ちは八雲先生とお見合いですか?


……そう思うほどの意識の高さに関心する。



「なにより、八雲先生の授業となれば葵くんも開幕から起きてるでしょ?」



国語の授業は絶対に葵くんは起きていて、机に突っ伏している姿はない。


案の定……今だって、頬杖をついて授業開始を待っている。


そんなギラギラした空気の中、まもなく八雲先生が来るという直後───



「………っ!」


突然、刺すような視線を感じた……。