「空?どうしたの?」
マズい……バレるわけにはいかないのだ。
「ううん!それはそれはゴリマッチョだったよ!!!」
「おぉーー!やっぱりねぇ。さすが護衛だけあるわね」
なんとか誤魔化すことに成功したのだけど、葵くんの眉が非常に険しい……。
うぅ……。
仕方ないでしょ、と思いながらもゴリマッチョとは似ても似つかない葵くんに、私は心の中で謝った。
「ねぇ。護衛とはいえわたし達と同じ歳だし、一緒に住み始めたわけじゃない?で、ひょっとしたら、その護衛と恋に発展したりして?」
「恋!?」
予想を遥かに超える海ちゃんの発言に、大きな声が出てしまい慌てて口を抑えた。
葵くんと私が?
護衛と依頼人の娘が?



