【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?




「あ!やっと来たよ、空!心配したんだからね!」



教室に入ると真っ先に海ちゃんが駆けつけてきた。



「……う、海ちゃーん!」



昨日の目まぐるしい出来事のせいか、海ちゃんを見て無性にホッとする。



「大丈夫?ゴリマッチョにドア破壊されてないか心配だったんだから!」



……ドアの心配なの?


ていうか、ゴリマッチョって最早霊長類じゃないでしょ。


人間とゴリラのハーフなんて聞いたことないって。



「それが、実は……」



と、うっかり流れで海ちゃんに口走ってしまいそうになる。


その時、席に着いた葵くんと目が合った。


秘密厳守……と、葵くんの目がうったえている。