【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?



今の、私を……?


どういうことなのかわからずに立ち尽くしていると、



「犯人は雨野の家を知っていた。8年前のことにも相当こだわってる奴だ。もっと早く行動に移すことだって出来たのに、それをしなかった」


「ど、どういうこと……?」



家を知られていたのは、バレッタや手紙が直接投函された時にわかったこと。



「……なんだよ、それっ!犯人は雨野のこと苦しめて、それを楽しんでたってことかよ!?」


「憶測だけどな」



つまり、私のことをずっと見ていたってことなんだろう。



苦しむ姿を、家族を傷つけられた私を。



許せない……。