そして私は部屋に駆け込んだあと急いで制服に着替えた。
信じられない……。
まさか葵くんと一緒に寝てたなんて。
「雨野、早くしないと遅刻する」
「い、今行く……っ」
境界線の向こうから声をかけてくる葵くんに、まだドキドキがおさまらない。
……結局。
学校に向かうまでの間も私の心臓はちっとも言うことを聞いてくれなかった。
ドキドキして、葵くんの隣を歩いている時もずっと落ち着かないまま。
学校が見えてくると、この秘密の関係を怪しまれないために葵くんと距離をとって歩く。
そして、正門をくぐったところでジロジロ見られていることに私は気づいた。



