【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?



「あーーっ、やっと終わったぁ!!」


「海ちゃんダンスお疲れ様!」


「ありがとう空。わたしのキレッキレダンスどう!?」


「え!?うっ、うん!それはもう、すごかったよ!世界選手権レベルだった……!」



全力で身体を動かしてることしかわからなかった……なんて言えない。



体育祭練習の後片付けのため、カラーコーンを抱えて海ちゃんと歩く。



「久しぶりに身体動かしたから疲れたね。てか、体育倉庫まで遠すぎ」



グラウンドの一番端っこにある体育倉庫。


古い鉄の扉が開かれているのが見える。



「ちょ……気持ち悪いんだけど……」


「誰かのイタズラ?」



近づくにつれて他の人達が入口で集まって、動こうとしないことに気づいた。