「海……?あー。俺の顔見て75点とか言ってきたあの女か」
「……」
なんて失礼なことを言うのよ、海ちゃんは!
「クラスに顔出したのは、あんたの顔確認したかったってのもあったからな」
「……私の、顔?」
なんの確認……?
顔面偏差値……?
スニーカーの靴紐を結び終えた風谷くんは答えることなくぱっと立ち上がった。
「気をつけろ。あんた、狙われてんだから」
「っ、」
そんな物騒な台詞に心臓がざわざわと騒ぎ出す。
風谷くんは釘をさしたつもりで言ってくれているんだろうけど……。
そして、風谷くんは外へと飛び出すと同時に、
「やっぱりあの写真の女だな……」
と、ボソッと独り言のようにもらして去っていった。



