「あんたが危ないってことは陽向も危ないってことだろ?」
「風谷くんは、葵くんのことが心配なんだね……」
大事な幼なじみだから。
事情を知らないとはいえ、葵くんのことを気にかけているのが伝わってくる。
「……まぁ、ガキの頃色々あったからな。だから陽向のことが心配なんだよ」
ちょっと怖そうなひとだなって思ったけど、風谷くんは悪いひとじゃなさそう。
本当に悪い心を持っているひとは目を見ればわかるって、お父さんが言っていたもん。
そう思いながらじっと風谷くんを見ていると目が合った。
「こっち見んなよ……っ。陽向が心配っつっても、別に変な意味じゃねーからな……」
「変な意味?」
「っ、なんでもねーよ!とにかく、あんたは警戒しとけってことだ」
「うん……!ありがとう風谷くん。もしかして、昨日それでウチのクラスに来てたのかな……?あ、えっと、海ちゃんが教えてくれて……」
ふと、海ちゃんが昼休みに教えてくれたことを思い出して問いかける。



