【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?



八雲先生のクラスの、風谷くん……なんて。



「保健委員……のひとじゃないよね?」


「違う。俺は美化委員。国語係が忙しいからあんまり参加出来てないけど」



国語係……。

というか、いきなりなんだろう……。



「あ。俺のことは警戒しなくても大丈夫だから」



って言われても、やっぱりすぐに警戒心はとけそうもない。


風谷くんはそんな私の様子を手に取ったかのように、



「陽向の幼なじみ。ほら、これなら怖くないだろ?」


「え!?葵くんの……?」



同じ学校の同じ学年に葵くんの幼なじみがいたなんて、知らなかった。


葵くんは、自分のことを話してはくれないから。