【完】ねぇ、もっと俺に甘えてよ?



* * *


教室についたと同時、予想通り葵くんには「遅い」と怒られてしまった。


昼休みを迎え、八雲先生との一連のやり取りを説明しようと思ったけど、なにかが起きたら真っ先に葵くんに報告するつもりだ。


そのルールはしっかり把握している。


教室へ向かう寸前にも、学校宛に不審な手紙は届いていないって八雲先生も教えてくれたし。


うん、大丈夫だろう。


それから私は海ちゃんと机をくっつけてお昼ご飯を食べようとしたのだけど……。



「え?私のことを探してる人?」


「そう!しかも男子よ男子!」



風邪で休んでいた間に起きた出来事を、海ちゃんが教えてくれた。