漫画デビューは、小さい頃からの由香の夢だったから… 小さい頃から幼なじみやってるあたしは、どれだけ由香が努力していたのか知ってる。 あたしがもう一度「おめでとう」と言うと由香はまた笑顔を見せた。 「ねぇアリス!」 「ん?どうしたの?」 興奮気味にあたしの肩を叩く由香。 あたしは由香の顔を覗くと耳を傾けた。