あたし達は炎から抜け出すとそのまま家を抜け出そうとした。 だけど…。 『あれ…?お兄ちゃん、サクラは?』 『サクラ…?』 『うん。サクラがいないよ?』 あたしは、当時飼っていた愛犬のサクラがいない事に気がついたんだ。 『アリス、お兄ちゃんが行ってくるから…外で母さん達と待ってろ。』 『え…?』 『お兄ちゃんは、サクラを助けてから行くから。』 そう言って、お兄ちゃんは1人でまた炎の中に戻ってしまったんだ。