「お前さ、瑠樺とどういう関係?」








「どういうって」










同一人物ですけど?









とは言えず口篭りながら下を向くとなにかに理解したような声が聞こえた。











「もしかして、従兄弟じゃなくて恋人か?」











「は、は?恋人!なわけ」











「だよな。わりー」









「い、いや。大丈夫。瑠樺とはなんもないよ」











「そう。よかった」









よかった?なんで雷斗がホッとしてるんだ?









不思議に思いながら見つめていると誰かが屋上のドアから入ってくるのが見えた。











その正体は……。










「夜菜!?」






「ハルカ、この写真どーゆーことだよ」










「それは、」









「うるせーな。お前もかよ」