え!そんなにおかしいかな?
「は、橋本さん?」
「そうですけど」
「お、お前ら見ろよ。めっちゃ」
「「かわいい」」
「え?」
「あんたさ、そんな顔して馬鹿にしてた私たちを嘲笑ってたの」
「性格悪い」
「い、いや。そんなことはしてないけど」
「そうだよ。君たちが無差別に見下してたんだろ」
ハルカの後ろから現れたのはゾンビの仮装をした真守だった。
パーティー出会った時のようにメガネを外してメイクをしている。
「だ、誰?」
「あんなイケメンいた?」
「真守、そんなこと言わなくていいから。」
「そんなこと?僕にとっては友達が虐められるのはいやなんだけど」
「は、林?」
「さっきからごちゃごちゃうるさいな。効率よくするために早く準備したら?」
時刻は文化祭が始まる30分前になった。
校内は慌ただしくなり始め、校門の前には既に人が並び始めていた。
クラスの準備は完全に終わりあとはお客さんが来るのを待つだけとなった。
接客担当の5人と食事を作る5人が残りあとは客寄せに回ることになる。



