「そんな訳。あー、嫌がらせか」
「嫌がらせ?なんで?」
「あんた達が私に構うからほかの女子が嫉妬してんの」
「こころのちいさいやつらだな」
「お前が言うな」
「はぁ?お前ってだれだよ」
「お前はお前だろ」
やばっ、口が悪くなってる。
ゴホン、と咳をして姿勢を正す。
「あなたがお前、って言うなら私もあなたをお前っていうの」
「雷斗、名前でやれよ」
「別に呼んで欲しいわけじゃない」
「ほらな」
「ふん!夜菜はやさしいよね」
「当たり前だろ。って名前で//」
なんだなんだ、さっきから。
喜怒哀楽が激しい奴らだな。
3人で話していると午後のチャイムが響き渡る。
残り1ヶ月。
普通の学校じゃないここは文化祭に入れる力も異なり、これからは文化祭のための時間が取られていく。



