誰も使っていない空き部屋で一日をすごした。










「なんでこんなことに……」











空を見上げて、そう呟く。







さすがに暇になったので、ハルカはダンスの練習をすることにした。







少し前に送られてきた、雷斗と夜菜とのリュエット曲。





立ち位置が今までにしたことがなかったハルカは相当苦しんでいる。








少しずつ覚えていき1番は踊れるようになった。







ちょうどお昼のチャイムがなり誰にも見つからないようにベンチへと向かった。









が、そこには百香の姿はなく、その代わりに雷斗と夜菜が座っていた。








「うそでしょ……」










見つからないように静かにUターンすると、ちょうどいい時に携帯の通知音がなった。









なんで今……?








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ハルカ。



あの二人とこれからお昼は食べなさい。




百香は、彼ピと食べるからーーー!






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









「こ、この腐れヤローが」