そんなふたりに力を借りたらどうなるのやら。
そう思いながらも久々に見る2人と楽しい夜を過ごした。
次の日の夕方は百香も家に呼んで寸法を測った。
あと6日でドレスを作ることは難しいため海外にある本社から取り寄せて作るそうだ。
「本当はハルカにもドレスをきてほしいんだけどな」
「そうね。でもしょうがない」
「すいません、私のせいで」
「あなたは悪くないわ。林くんを少し懲らしめないとね」
「あんまり派手にしないでよね」
「分かってる」
寸法がおわり、遅い時間になったため百香はお泊まりすることに決まった。
寝る準備を済ませ、掛け布団を胸の高さまであげた。
「なんかさ。林くんが遊んでたって知った時、ちょっとショックだったの」
「うん」
「たしかに人は誰でもあると思うよ。でも前の彼氏みたいに捨てられるんじゃないかと思ったの」
「まーね。それはあるかも。でも、もうしてないって言ってたよ」
「それでもわかんないじゃん」
「うん」
「だから、瑠樺を見た時に少しでも嫉妬してくれればいいのに」
「すると思うけどね。それより先に悪意のある元カノを懲らしめないとね」
「そーだね」



