話は終わり、午前の授業は林くんはソワソワして挙動不審だった。
そして例のふたりは、登校してすぐ寝てしまった。
昼休み、急ぎ足でベンチに向かうと抜け殻となった百香の姿があった。
「百香さーん」
「……」
「おーい、生きてる?」
「……?ハルカか」
「反応遅!どーした?林くんのことか?」
「なんで知ってんの?」
「聞いたから本人に」
「どーすればいいのー?元カノだよ!それにめっちゃ可愛い」
「見たことないから知らんけど百香の方が可愛いと思うけどね」
「ほんと?そーだよね。この私に勝つ女なんてめったに居ない」
「その調子。で、誰にエスコートしてもらうの?」
「え?あんた」
「は?」
「あんた以外誰がいるの?あの女を嫉妬させるならあんたでしょ?」
「嘘だろー?」