「おいおい、ずっとここにいるつもりかよ」 「うん。」 「バカタレ」 その日の夕方、携帯にはたくさんの電話が入っていることに気づいた。 全部雷斗からの着信。 結構焦ってるだろーなー。 ふふふ、いつここにたどり着けるかな? ハルカは楽しみながら近くにあったみかんを食べる。 そんな日が1週間も続いた。 「さすがに遅いでしょ!」 「うん。探す気ないんじゃない?」 「サイテー」 もういい!離婚してやる! そう思い市役所に向かおうと玄関のドアを開けると……。