8時からリハーサルを行い、最終確認を済ませることになっておりあと1時間半後に家を出る。








朝食を済ませ、一応のため男装もした。








髪の毛をセットし、指輪とネックレスをつけ鏡の前にたつ。










今日でお別れなのかな?





っ、きっと大丈夫。




2人がいるから。









ハルカは、軽く頬を叩き玄関へと向かった。









少し経つと迎えの車が家の前に止まる。






乗り込むとさっきのハルカと同じように不安そうな顔をした音羽がいた。






「おはよう」





「おはよう……頑張るのよ」





「言われなくても頑張るよ」








少ない会話を交した後は、誰も口を開くことは無かった。






車で少しの場所にある会場に到着し、控え室に向かうと眠そうな夜菜と緊張気味な雷斗が待っていた。







「おはよう」