「うん」










「変な噂するやつばっかりだな」








「ごめんね。私のせいでファン減ったでしょ?」










「別に。それにそれだけで辞める奴俺のファンじゃねーし」









「ふふふ」











誰もいない小さな公園のベンチに腰掛け空を見上げながら楽しいひと時を過ごす。








「雷斗ってさ、もっと気性が荒い人かと思ってた。」









「は?なんだよそれ」












「だって、私の事お前って呼んでたしさ」











「あー、あれは。女を名前で呼んだこと無かったから」









「そーなの?」









「うん。俺に近づく奴らは全員下心持ってた。気持ちわりーだろ」










「モテるからね」









「そんなの必要ねー。俺はハルカだけが好きだから」











「ちょっ、恥ずかしい」









「本当のことなんだから恥ずかしくねーだろ」