「っ!」











『後先考えたらなんにも出来ないよ。ユウのことを振ったんだからちゃんとしなさい』











百香の言葉は今日に限ってすごく説得力があった。








練習を辞め、自宅に帰るといつもどうり豪華な食事が並んでいた。








お腹いっぱいにたいらげ、寝る準備を始めた。











SNSには、雷斗についてたくさんのコメントが来ていた。









ひとつも読まずに消去し、眠りについた。




















次の日は、遅刻ギリギリに雷斗が登校してきた。








雷斗は、自分の席に座るなりいつもの寝る体勢へと変えた。








そこに、聖美が入ってきて何故か雷斗の席ではなく私の方へと向かってくる。










「橋本さん。このあとちょっと時間貸してくれる?」