「うん。そのためにあげたんだけど」
「ありがとう!」
あれ?雷斗ってこんなに笑う人だったけ?
ドキッとする胸を押えて、黙々とご飯を口に運んだ。
教室に戻ると横の席のユウが不機嫌そうにこちらを見ている。
ゆっくりと席につき、次の授業の準備をしているとバンッと机に手をつかれた。
「な、なに!」
「さっき、雷斗さんと話してたでしょ。」
「そ、そうだけど」
「ずるい。僕も入れてよ」
えっ?嫉妬!!
「もしかして私に嫉妬してるの?」
「は?ハルカにするわけないじゃん」
「いいーってば!隠さなくても!」
「はー」
「ユウってほんと可愛いよね」



