『おはよう。今日から、瑠樺の学校に一緒に登校するね?』
「はぁー!?」
「ど、どうした!?」
「ユウに……バレたの」
「何が?」
「女だって」
「うそー!!」
「ちょっと声でかい」
周りの人に見られていることに気づき、人気のない場所へと移動した。
先日のことを詳しく説明すると、百香は何かを察したように笑っている。
「ハルカってさ、鈍感だよね」
鈍感?何が?
疑問が解けないまま、HRの時間に近づき教室へと向かった。
HRでは、ユウが紹介されまさかのハルカの横の席になった。
名前はバレていなかったため知らないフリをすることにした。
「よろしくね。」
「うん」



