「小松さんは、誰よりも春を愛しているんだよ。僕はずっと彼女が春を愛でるのを見てきたんだ。昨日、彼女は本当の僕を受け入れてくれた。それこそが他の誰とも違う僕の理想であり、妻の証なんだ。誰にも何も言わせない」
人の出す声ではなかった。
言葉遣いこそいつもの梅咲君だったけれど、とても恐ろしい声。
角を蒼白い炎で包んで、燃えた花びらが灰になり炎の上昇気流に吹き上げられている。
私を守るために怒ってくれているのだと思うと、胸が熱い。
だけど、ちょっと収拾がつかないことになりそうで、慌てて女子との間に割って入った。
「ちょ……、そんな怖い顔しないでよ。ずっと見てたのに探してたとか意味不明すぎだけど、要は小松さんがしつこく好き好き言って、梅咲君が根負けしたってことだよね? もういいよ、行こ!」
人の出す声ではなかった。
言葉遣いこそいつもの梅咲君だったけれど、とても恐ろしい声。
角を蒼白い炎で包んで、燃えた花びらが灰になり炎の上昇気流に吹き上げられている。
私を守るために怒ってくれているのだと思うと、胸が熱い。
だけど、ちょっと収拾がつかないことになりそうで、慌てて女子との間に割って入った。
「ちょ……、そんな怖い顔しないでよ。ずっと見てたのに探してたとか意味不明すぎだけど、要は小松さんがしつこく好き好き言って、梅咲君が根負けしたってことだよね? もういいよ、行こ!」



